父との日々(介護 看取り 思い出)

大好きな父が余命宣告をされました。そんな私の日々の記録です。

おすすめ本『夢をかなえるゾウ4』

夢をかなえるゾウ シリーズは

全作読んでいるけれど、

今回はいつもと違く、

余命宣告をされた 人の 夢

についてだった。

 

以下ネタバレも含みます。

 

死ぬ前に人が後悔することが

・本当にやりたいことをやらなかったこと

・健康を大切にしなかったこと

・仕事ばかりしていたこと

・会いたい人に会いに行かなかったこと

・学ぶべきことを学ばなかったこと

・人を許さなかったこと

・人の意見に耳を貸さなかったこと

・人に感謝の言葉を伝えられなかったこと

・死の準備をしておかなかったこと

・生きた証を残さなかったこと

 

だそうです。

ガネーシャの課題をこなしながら

どんどん成長して生き生きしていくのに、

余命3ヶ月なんて。と思い、

でも、この病気があったからこそ、

残りの人生を有効に使わないとと思えたのだと、

私も病気じゃないけど ないからこそ

大切に生きようっと。

 

父にもエンディングノート

すすめようかな!

死は 敗北じゃなくて、人生の完成 

みたいなセリフがあったけど忘れた笑

後悔してほしくないので、

振り返ってもらうきっかけとして

ノート、検討してみます。

 

今回のガネーシャはいつもと違くて、

夢を手放す という内容でした。

最初からお酒が飲めない タバコが吸えないだったら、

取り上げられてもショックはない。

一度良さを味わったからこそ、

手放したくない 失いたくないと思うものだと

あり、なるほどと思いました。

 

奥さんの病気が治ってずっと家族一緒に過ごす夢を

諦めなければならない 手放さなければならない

でも、それは、叶えられない未来に目を向けるのではなくて、

実現できていたという幸せを

きちんと感じなければ。とありました。

 

私も父の病気が治らず、

ずっと一緒にいられないという未来を

嘆くのではなくて、

ずっと一緒にいたいと、

いなくなったら悲しくて仕方ないと、

そんなふうに思える父の娘に生まれたこと

父に育てられて、一緒にたくさんの思い出を

作ってきた幸せに 感謝したいと思います。

 

どの部分に意識を向けるか

で、捉え方は全然変わるのだと

思えた作品でした。

 

 

 

 

2022年 振り返り

今年、前厄だったのです。

厄祓いをしておけば良かったなと思うような

色々なことがあった1年でした。

2022年

年始は何事もなく、おだやかな一年が

始まったなと思っていました。

父はもともと間質性肺炎という持病があり、

ずっと薬を飲んではいたのですが、

特に私も家族もおおごとには捉えておらず、

そんなに変化もない父に対して、

薬の服用を続ければ今のように元気でいられると

思い込んでいました。

 

そして、持病もあるので、コロナワクチンには積極的で、

2月14日 コロナワクチン3回目 左肩 に受け、

その後、

4月18日 肺炎球菌ワクチン も左肩 に受けていました。

 

そのあたりからおかしくなってきて、

1日1キロずつ体重が落ちて行ってしまいました。

(ワクチンと関係があるかはわかりません)

 

足の裏が痛くて歩けない と言い出し、

そこから私も妹も母もただ事ではないと

焦り始めました。

今思えば、家族が焦り始めたのが遅かったのかもしれません。

もう少し父の病院などについて行ってあげるべきだったなと

反省もあります。

 

母は、元々ワクチン反対派で自然療法を推していたため、

母のススメで薬は一度断ち、

病院の受診も控え、

自然療法で治そうと動き始めました。

 

私は、正直正解がわかりませんでした。

 

母も一生懸命だったことは確かで、

・琵琶鍼灸

・きのこの粉末の飲み物

無添加の食べ物

・電気治療の椅子

を取り入れて、必死に本を読んでいました。

 

父もそんな母の方針に従って、

二人三脚で頑張りましたが、

良くはなりませんでした…

むしろ体重は落ちていく一方で…。

 

9月16日家族全員で病院へ。

そこでは医師から怒られてしまい

(これまで言うことを聞かず勝手に薬をやめたのにも関わらず、今更泣き言を言ってきた…と

思われても仕方ないのだと思います。)

急遽入院することになりました。

 

気胸も起こしてしまっていて、

相当本人は苦しかったようです。

 

余命宣告も本人がいる前でされてしまい…

もう少し考えて欲しかったなと思う部分はありました。

妹は診察室を出た途端泣いてしまい、

母も家に帰宅して泣いてしまいましたが、

私は正直、実感が湧かず

悲しいのかも分からない状態でした。

いつか父がいなくなるかもしれないなんて

1秒も考えたことがなかったのだと思います。

なんてお気楽なのだろう〜…

 

父は3週間入院しましたが

(はじめは2週間の予定でしたが、1週間延期となりました。)

とくに手術や治る方法があるわけではなく、

退院しました。

 

その間に、

地域包括支援センターの方に頼り、

介護申請を行い、

介護ベッドの搬入もしていただきました。

 

退院してからは、なるべく体重を落とさないように

頑張って食べたり、

頑張ってお風呂に入ったり、

しながら日々をなんとなく過ごしています。

 

このままで良いのかな?

そんな一年でした。

 

私は、自分の引っ越しや、転職活動を行いながらも、

父の面倒を見ることがすこし負担になっているのが事実です。

もう少し、うまいやり方を模索しないとと

思っています。

妹もいるのですが、結婚して実家を出てしまっているため、

協力はしてくれるけど、

力にはそんなになってないかも…というのが

正直なところです。

 

私も、本を読んだりテレビを見たり、

全く自分の時間がないわけではないのです。

でもこれまで自由に独身生活を謳歌してしまっていたので、

なんともまだこの生活に慣れていない感じです。